先日 装苑に応募をしたお話で
見せてと仰る方がいらっしゃったので、
…お見せ致します。
かなりお恥ずかしいのですが、
こんな昔の事なので、もう知っている人は
居ないに違いないと思っています。
まず装苑に候補作品になった時、(43年前ですよ…)
モデルさんは浅見はるかさん。
三宅一生さんが選者で、生地はヨーガン・レール・ブランドです。
ヨーガンさんは初めはテキスタイルデザイナーだったので、
ブティックでも生地を扱っていました。
今からは想像できない、元気カジュアルテイストです。
右のページの真ん中が羽根さんの作品です。
フェミニンで、こちらも今のアルベロベッロとは
全く違います。(羽根さん御免なさい)
彼女とはこの7年後に共通の友人の
結婚パーティでお会いしました。
その後にミセスの子供服から依頼が来て
これが2月23日のブログに書いた、
モデルを探して 公園へ仮縫いに行った服。
このハンカチーフの様な服は好みです。
これはアイに載ったもの
装苑は何年かやらせて頂いて、
のちに本になった物も…
手作りできるフリーサイズの服という
くくりです。全部パターン付きです。
今と良く似たオフボディシルエット、右のは見頃と袖が一体になっています。
こう言う裁ち出しみたいなのに凝っていました。
浅見はるかさんにはよく着ていただきました。
そう言えば子供の小学校も一緒で、運動会でお見かけしました。
自然体のまんまで全く変わってませんでした。
シャツワンピース。
この頃は何でもシャツワンピースでした。
だいたい生地は92cm幅で3m位 編集部から渡されますが、
このデザインはパタンナーさんが景気よく使って
足りなくなって、もう1m頂きました。💦
この服肩線が無くって、後ろ涙開きですが
襟ぐりがくり抜かれています。すごい事を…
イカリ型なら良いけれど、80年代になる時ですから…
肝心の作品の方ですが、
装苑賞の応募作品はワンピースと頭巾は有りました。
ショートなブルマーみたいなカボチャパンツと
インレイ麻混のカットソーは誰かにあげた様です。
置き撮りするのに少しアイロンを掛けましたら
縫製が酷い、サンプル屋さんで縫って、
三宅一生さんに綺麗に縫えていると
褒められているのに裏は見せられません、
私の指図不足のようです。
バラバラになる2枚のパーツで、
衿も取り外しができます。
頭巾の様なものを作っている辺りは
やっぱり昔っからかぶり物が好きなのですね、
あんまり帽子をかぶるのは 得意ではないのですが…
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