台湾3日目は超てんこ盛りなので 前倒しして
高雄の蓮池潭は昨日に行っていたのですが、
朝は7:30に出発です。旧正月が2月5日なので
ホテルのロビーも真っ赤か。
高雄から台南に向かいます。約50km、約1時間です。
途中のバスの車窓からIT長者が作った博物館です。
奇美博物館です、奇美実業創立者の許文龍氏が
1992年に設立しました、少年の頃の夢を実現した
動物から武器、甲冑、楽器、芸術品まで
展示されているそうです。
台湾の別名はポルトガル語でフォルモサ 美麗島。
まだこの島が地図に載っていない時に見つけたのが
大航海時代のポルトガル人で、水を調達に来た。
原住民はフィリピン、インドネシア系の様です。
そして16世紀の明時代になって倭寇の根拠地の
一つになり、台湾の戦略的重要性に気が付いた
オランダやスペインが領有した。
オランダ統治時代は1624年〜1662年です。
台南市は台湾の古都で、鄭成功の祀られている
延平郡王祠があります。
日本人の田川松を母に持つ、鄭成功は1624 年に
肥前の平戸に生まれて7歳で父の住む明に戻った。
全ては書けないので、由来です、興味のある方は
拡大して見てくださいませ。
立派な男子だった鄭成功は皇帝に気に入られて
明の隆武帝から国姓鄭の名を賜った。
この頃清が攻めて来て皇帝は自死し父は清に寝返り
戦いに負けた鄭成功は軍の立て直しの為台湾へ進出して、
オランダと戦って勝ち、ここ台南に承天府を設けた。
勿論寝返った父は清に即殺された。
当然で裏切り者は向こうも信頼しません。
夫が言うには歌舞伎の演目で国性爺合戦で
日本人ならかなり知ってるらしい…私は初耳ですが
鄭成功の統治時代は1662〜1683年僅か21年です、
彼は37歳で早世しました。
しかし建国の父として皆に尊敬されています。
その後の清は1683〜1895年の212年間です。
日清戦争で日本に割譲され日本統治時代は
1895〜1945年の50年で かなりここは
日本の影響を受けたのではないかと思います。
これは中国っぽいけれど
これは三方ではないかと思います。
これは御神酒を入れる瓶子でしょう?
日本の御神輿もあります。向こうは中国の物。
鄭成功をお祭りしています。
手前の仏像です、なぜ黒い?何故こんな服を?
とスーさんに聞いたけど???でした。
イタリアやスペインの黒いマリアやアンデスと
共通点が?なんてすぐに考えてしまいます。
庭には梅が咲いています。
外も池があって綺麗です。
その後台中まで約170km、約3時間のバス移動。
台中駅に着きました。
台中から台北は台湾新幹線で約150km 、1時間です。
日本とほぼ一緒です。
セブンでビールを買って、もしくはスタバでコーヒーを
ロイヤルホストは駅弁を売ってます。
しかしスーさんはもっと美味しい駅弁を
調達して来ました。
ホームから見た景色です。まだまだ余裕が有ります。
やって来ました新幹線。
車内もほとんど同じです。
私達のお隣の3人連れは静岡の富士市からで、
御夫婦と奥様の妹さんです。旦那様が80歳で
きっと一番年長だと、とてもそうは見えません。
義理の妹さんは米国のコロラド州からの参加です。
昔4年程台北に住んでたらしい、真っ赤な服の
超面白い、破天荒な小さめの田嶋陽子似です。
お顔は中では一番老けたお嬢さん。
パキパキして居て超合理的でお若いです。
ご夫婦はコロラドに娘二人を高校から留学させて
義妹さんにお世話になった弱みがあるのだそうです、
コロラドから避寒に1ヶ月の静岡ご滞在。
車内で和風駅弁を食べました、写真は忘れました。
焼き鯖とメンチカツと玉子焼のあっさり多目の駅弁です。
ふと横を見ると、隣の80歳3人グループが食後に
おにぎりを食べてます、あの小さいコロラド嬢も…
細くて背の高い旦那さんも…すごい食欲です。
そう言えば皆さん太っている人は居ません。
背が高くて細い人は数人居ますが。
台北に着きました。スーさんは東京駅を作った人が
台北駅を作ったと言ったので辰野金吾?と聞いたら???
でも全く似たところが有りません、ガセネタかも…
免税店よりこちらが見たかった中正紀念堂です。
初代総統の蒋介石の中正紀念堂の向かいにある
免税店で烏龍茶の試飲です。
値段は高山茶などは驚くぐらい高いのです。
唯、今一美味しくなくって、静岡のおじさんと
やっぱりお茶は大井川だね〜と盛り上がる。
市内にあった、アンティーク屋さん。
ここで降りたいです〜、偽でもなんでもいいから
お土産より 変な雑貨を見たいです。
そして十分へ向かいます。約45km、1時間位です。
19日にアップした天燈上げの十分です。
ここは10人が移住して来て色んな役割を
10等分したから十分だそうです。
十分はローカル線の平渓線が走っています。
1時間に一本、街の真ん中を走っています。
笛の音が聞こえたら電車が来た合図だからと
ベトナムか?と突っ込みたくなる風情です。
まるで夜店、橋の上では花火をあげています。
線路伝いにお店に着いて、筆を渡されて、
天燈は一面づつ4人で書きます。
頑張れ台湾と書いた人も、世界平和を願った方も
かなり大きくて油を浸した布に点火して飛ばします。
雨がシトシト、空気が悪くて、寒くて喉が痛いです。
そして雨の降る中 九份へ、もう私はボロボロ…
駐車場から150段の階段を上がります。
狭い通路ですがすれ違いは余裕で手すりも有ります。
私の前を一人で参加のいつもウンウン頷いている方が
登って行きますが、時々フラつき、夫が手を貸しています。
落ちて来られたら私は止める事は出来ません…怖
そして千と千尋の阿妹茶楼(あめおちゃ)です。
ジブリの千と千尋の神隠しの映画の湯婆婆の
温泉宿のモデルと言われています。
ここはまだ途中なので、もっと上へ登ります。
岸壁に沿って建っています、下は海が近いです。
お店は日本と同じく土産物屋、ジブリ中心で
千と千尋のカオナシや、黒猫のキキ等の模倣品。
台湾は以前は著作権や特許侵害は問われなかった。
今はきっとダメです。やっぱりそれは買えません。
少し降りてくると横道があります。
ここはかつてゴールドラッシュに湧いたところで
この穴もレストランに続いていたらしい、
今は怖いので入りません、と言ってるのに
夫はずんずんと入って行きます。…あ・戻って来た…
その階段下のウインドウです
売り物ではない様です。
あめおちゃ前の広場で見た黄色い車
何と清掃車、こんな夜に回って来て
皆さん、ゴミを手渡しています。
これは見ようとして見られないものですね。
そして今夜の夕食は阿妹茶楼のお向かいの九份茶語
一回はお茶席です。
7時から2階でお食事です。
この後、約40km、約1時間かけて台北のNo.1の
圓山大飯店(グランド)まで戻って泊まります。
とっても長い一日でした。
ブログも長くてすみません…