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青山〜チトフナぱせり日記

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JAPAN IN ROTTERDAM'84秋もよう


1982年に”Four Season”のジョイントショーを
やったのでした。ちょっと順番が違ってた。
「百億の昼と千億の夜」の個展は1981年でした。

京都の友禅作家さんとのジョイントショー。
品川プリンスだったか、そのパンフレットは
有るのですが写真が無いので。


1984年に日本繊維新聞社主催の”JAPANフェア”の
ジョイントショーに参加しました。

ショーはオランダ ロッテルダムで開かれまして、
オランダ・ツアーもあったのですが、忙しくて
残念ながら 私は不参加でした。

こちらも京都友禅の福本我們さんとの2度目のコラボ

右から二人目が秋もようなのです。
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小生意気に東山魁夷の様な絵をと 作家さんに
失礼なことを言ってしまった137.png
彼も元々ファンタジーな図案の作家さんです。

こちらは冬、雪の結晶と雪景色の森
四角布を脇を縫って、ベルト分スリットが入っていて
絵は続いています。
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こちらは秋、散る紅葉の上に紫に煙る林の上空を
白い鳥が飛んで行きます。
パンツはズワーブになっています。
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左のグリーン色が春、蝶が飛び交っています。
こちらはウエストゴムで一番着やすいようです。
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この型で作ったバングル型のベルトもまだ有ります。

京都友禅協会だったので着物も多かった様です。

何故かこの時のドレスが私の手元にあります。
全部シルクに手描きです。
今更に福本我們さんは上手いと感心しています。

デザインをして、パターンにして、
その位置に同じ大きさで描いてもらいました。

すみません、シワが有りますが絵柄のアップです。

冬の絵柄、白い山並みと雪が積もった木々達
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春の絵柄、春の野山に舞う蝶です。
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左の肩へ光のさす方向へ銀でトリミングされた蝶
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秋はボカシに金でトリミングされた紅葉と、
左から持ち出して来た布には白い鳥
これは完全に秋模様ですよね〜
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夕方の紫に染まる針葉樹の森から大きめの白い鳥が
茜に染まった空へ飛んで行きます。

このドレスは一度だけスタッフの結婚式で私が着用、
秋の季節に振袖に負けないだけの迫力がありました。

シルク素材に直接描かれた手描き友禅なのです。
タタキなどのテクニック遣い、私は手描きの特殊な
技術は殆ど知りませんが、出来上がりを見た時は
とても凄いと驚きました。
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数日間吊っておきましたが、シワが伸びず119.png
大変失礼な状態ですが、絵の力が分かって
頂けましたでしょうか…

翌年1985年にもう一度ベルコモンズで
京都友禅協会主催の作品展に、参加させて頂きました。

福本我們さんはその後、どうなさったのか
今更なのですが調べてみました。

このショーの翌年倒れられた様です。
それで音信不通になったのですね。
それでも今度は絵描きさんとして頑張ってらっしゃる様です。
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確か京都へお邪魔した時に振り袖の大きな図案を
頂いたので探しましたが、今回は見当たらず、
かなり大きな絵で額縁入りなのに、
何で見つからない??不思議…


その2年前の1982年の”Four Season”の
ジョイントショーのパンフレットです。なんと38年前。
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右が私、此処でも子生意気な事を言ってお恥ずかしい



服飾プランの矢口悦子さんからのお話があり、
私と宮里あんこさん以外は皆様大御所でした。
この写真の人以外に細野久氏、西田武生氏が居られた。

ディナーでの同じテーブルに着いたマダム花井の
チーフパタンナーはその時通っていたアミコ
ファッションズの中級クラスの先生だった。
結局はリハーサルも花井さんは来ず、一早い休暇に入ってた。
絵だけ描けば、仕事はお任せ。
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矢口悦子さんにはとても可愛がって貰いました。
結構早く亡くなってしまわれて、残念でした。

宮里あんこさんも数年前にお亡くなりになり、
この写真の方達はご健在の様でした。




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by cenepaseri | 2020-10-08 09:00 | 仕事史 | Comments(14)
Commented by aamori at 2020-10-08 10:16
すごいな、、、
絵は、きれいで、、東山魁夷より鮮やか、、
シルクに描いているのイで、光沢があるため?
どれも素敵だけど、、雪景色惹かれます。
もうすぐ冬、、今年の冬は?なんて考えると、、
スキー無理だろうな??なんて、、、
着てみたいドレスは、、蝶々の、、
秋もよう、一番目立つかな、、
パセリさんには似合うと思う。
Commented by aichanmama at 2020-10-08 10:58
素晴らしいお仕事をされていたのですね!
デザインが斬新です。
福本良一さんの絵は絵の雑誌やデパートでの
展覧会でみたことがあると思います。
この茅葺屋根の雪の絵に見覚えがあります。
パセリさんのお写真もみたかったです。
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 11:02
> aamoriさん
今更ですが、かなりお上手な方だったんだと思いました。
シルクに直に描くのはかなり大変ですが伸び伸び描かれています。
このドレス達完全なフリーサイズにしてあるので良かったです。
ただ身長が不足していて(涙)秋色のデザインは足首で止まるので辛うじて…
結婚式も秋だったので良かったです、私が好きなのは春の柄ですが…
スキーはホテルが混んで無ければ大丈夫かもです。
ゲレンデは密ではありませんし、ラニーニャだから寒い冬の到来ですね。
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 12:25
> aichanmamaさん
そうなんですね、此方の絵の紹介も雑誌から見つけました。
柔らかいタッチで本当に優しい絵を描かれていると思います。
一杯友禅作家さんが居られたのですが、其々が其々の個性でなのですが、
福本氏の絵が一番良いなと思いました。
この頃は彼も彼のアトリエも大変盛んな状況でした。
頂いた絵は全く違う画風で、大きな元気な菊の様な抽象画です。
探さなくっちゃ…
Commented by uransuzu at 2020-10-08 13:33
パセリさん、素晴らしい作品郡ですね。
季節を纏うって、日本人ならではの感性だったのでしょうか。
華やかで上品でインパクトがあって、皆様の情熱を感じます。
そしてその真ん中にいたであろうパセリさんの才能にも、改めて感激です。
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 13:49
> uransuzuさん
ありがとうございます。
その2年前の第一回のショーの私の作品がアールヌーボーぽくて。
かなり切り替えの多い作品で、彼の絵に対して失礼だったと
反省して、伸び伸びと描いて頂こうと考えたデザインです。
4型だったら丁度良かったけれど、夏はシルクは暑いから
なんて理屈を捏ねて…
着物の柄もドレスに合うのですね。
Commented by Diary-17 at 2020-10-08 17:42
「パセリさーん」と気軽に話しかけていますが⋯💦
凄い人たちと一緒に仕事されている凄いパセリさん❗️
夢があって豪華なドレスですね。着ているモデルさん達もとても嬉しそうです。

裾の詰まったパンツはあの頃流行りましたね。ゴールドやブロンズ色のパンプスも!青山のブティックオーサキでセミオーダーしたゴールドパンプス持っていました。
Commented at 2020-10-08 17:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sonoma0511 at 2020-10-08 20:01
こうして拝見しますと、ファッションというよりも、芸術ですね。
パセリさん、30~40代でしょうか?人生の中で、輝く時代は何処かに在るはず。
勿論、素質や努力がありますが、周りが引っ張ってくれるタイミングがあるかないかでしょうね。それに恵まれた方は、やっぱりラッキーというのか、運を引き寄せるものを持っているのですね。こうして形が残っているのはお幸せです。でも、輝きはまだまだ、これからも・・・。
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 21:25
> Diary-17さん
若い頃は実力も無いのに抜擢されるのです。
あれは矢口さんのフライングだと思っています。
ブロンズ色のパンプス流行りましたね。
ゴールドのサンダルも、きっと何処かに…
モデルさんは楽しそうで、良かったと思っています。😅
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 21:34
> 鍵コメ17.54さん
彼女はイラストレーターなのですね。
だから彼方此方でスカウトして来た様です。
パターンの先生もそうです。
友人がパターンナーとしてお勤めしたのですが、
かなり大変だった様です。半年で辞めました。
赤頭巾ちゃんの方ですね。分かります。
表面だけの方は多い気がします。
Commented by cenepaseri at 2020-10-08 21:43
> sonoma0511さん
私は30代半ば此処がそうだったのかと思います。
経済的に良くなるのはまだまだ先ですが…
確かに引っ張ってくれる人が多いかどうかだと思います。
もう少し長生きした頂きたかったですね〜
他にも色々いらしたのですが、この辺りで時代がかなり変化して行きました。
無邪気に楽しかった時代が終わり、バブル後は新しいビジネスの時代が始まりました。
Commented by gallery-asaba at 2020-10-09 03:16
秋もようリレーにご参加下さいまして、ありがとうございます。
素晴らしいですね‼︎
どちらも皆品格があって華やかですね。
どの季節も素敵ですが、私はやはり秋が好きです。
結婚式で着られても、これだとお着物にも決して負けませんね。
ぱせりさんが生き生きと活躍されている様子が、目に浮かぶ様です。
今変わっていませんよ。
Commented by cenepaseri at 2020-10-09 09:19
> gallery-asabaさん
ありがとうございます。
友禅作家さんの手書き友禅はまるでプリントしたかの様って
表現が変なのですが、自筆の原画より綺麗でした。
(振袖の図案は絹に描かれていてとても美しいのです)
今度またチャンスがあったら着てみたいです。
日本の文化遺産ですね。