2月10日がニットの日と聞いていたのに忘れて…
2月20日なんですけれど、綴ります。
私の仕舞い込んでるニット達です。
このニット2ピースはS屋を辞め次のTファクトリーで
1976年、I先生の2度目の秋コレクションで出された物です。
千駄ヶ谷にあったニット会社C社から山形のニッター
さんを紹介されて、協力して頂いたニット作品。
セットになってたリブ編みの腕袋が見つかりません。
これでは袖口スースーと少し寒そうですね、
ウールとレーヨン糸を引き揃えた所とゾッキ
(一種類)で編んでる所で色が違います。
色染めで莫大な数になってしまったので、要約する
為に一緒の釜で素材の違う物を染めたら、偶然に
こんな感じに染まったので、なんでもやってみる
もんですね。
襟ぐりの丸いヨークは求心編みで度詰をし乍ら
細めていきます、この頃私が凝ってた編み方。
大変なので嫌がられます、ジョイント部分は
メローを掛けてもらった。
袖は横地に編んでいます。
袖口は別付けリンキング。
トップスのウエストの所は少しソニアの真似っこ。
袋リンキングに紐を通しました。
スカートのウエストヨークはマルロン糸を一緒に
編み込んでストレッチ混です。
スカートもフレアラインを苦労しています。
今の様に自動機では無いので手横機なのでニッター
さんが、これ以上は出来ない位に念入りに頑張ってます。
I先生のファッションショーは山形のニッターさん達の
発表会でもあったのです。
山辺から寒河江まで広範囲のニット会社を回りました。
出来上がらなかったサンプルはありませんでした。
此方はサンローランリブゴーシュのカーディガン
未だS屋にいる1973年頃だったと思います。
下にはこのワイン色と黒のギンガムチェックの
細コーデュロイのロングフレアースカートを
合わせてました。
その生地は原宿にあったHELP,松田数々六さんの
ブティックにあった試着室のカーテンでした。
要らなくなったら下さいと頼み込んで…縫いました。
釦は黒蝶貝釦
これは母が編んだボレロです。変わった手編みを習ったと。
リブ編みですが、途中で度が変わっています。
説明されたけど意味がわからなかった。
これは私のデザイン、シルク糸の家庭機編みです。
袖山にケーブルとラグランは手減らしをしています。
1980年代の肩の大きい時代でした。
シルクは暖かいけれど、キシキシと煩いのが難。
これはニットでは無いのですが、仕舞い込んでる物
キャサリンハムネットだったか??
プリーツのトップスです。
大きなオブジェした襟の周りにテグスが入っていて
自由に好きな形になります。中々シュールです。
右肩が今シールファスナー開き、オールインワン仕様
未だ着て外出した事はありませんが、細っそりしたら
これにタイトなスカートで、パーティに着てみたい
それは永遠に無い??
思い出のニットです。
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